》》低接触抵抗性《《
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電気的接触部での電気抵抗の小さい特性のことで、硬度や耐摩耗性などが付加されてスイッチ特性と称することもあります。すなわち接点やコネクタ、スイッチなどでは、電気抵抗や接触抵抗が小さいことに加えて、耐食性(耐酸化、耐硫化)、さらには高硬度、耐摩耗性、耐衝撃性などの機械的特性が強く要求されるわけです。 安価なめっきとしてニッケルめっきが利用される電池ケースでは、皮膜中のS成分が経時変化で低接触性を阻害することがあり、注意を要します。 この特性を実現するめっきには、金めっき、銀めっきなどが利用されますが、摺動部の接点ではニッケル等を0.1〜1%合金化した硬質金めっき(Hv160〜250)やパラジウムめっき、特殊な摺動接点にはHv1,000という高硬度のロジウムめっきも利用されています。 (低接触抵抗性に有効なめっき) 金めっき、硬質金めっき、銀めっき、パラジウムめっき、ロジウムめっき、光沢錫めっき、無電解ニッケル-ボロン合金めっきなど。 |